コラム

売り専・ウリセンをテーマにした映画5選

売り専(ウリセン)をテーマにした映画はたくさんあり、恋愛系の映画とはまた違う視点で楽しめます。今回の記事は、売り専をテーマにした映画の中でも特に人気が高い映画5選を紹介したいと思います。

売買ボーイズ(2017年公開)

売買ボーイズは新宿2丁目で売り専として働く男性への取材をもとに作られた映画です。売り専で働く多くのボーイは、ストレートの男性です。

この映画は、なぜストレートの男性が売り専のボーイとして働いているのか?どんな人が働いているのか?という視点をもとに描かれている映画で、アフリカプレミアではドキュメンタリーフィルムを受賞するなど高い評価を得ています。

シークレット・ロード(2014年公開)

初老の主人公と、謎めいた男性との出会いを通し自分を取り戻していくヒューマンドラマで、ロビンウィリアムズが手掛ける作品としては最後に公開されたものです。

60歳の主人公のノーランはゲイであることを自覚しながら不器用に真面目に生き、そんな中で売り専で働くレオに出会ったことで自分を振り返るという内容となっています。

現在の自分に何らかの葛藤があるという方に見て欲しい作品です。

娼年(2018年公開)

娼年は、石田衣良による日本の恋愛小説を映画にしたものです。女性とのセックスに楽しみを見出すことができない大学生のリョウが、ボーイズクラブのオーナーに誘われて男娼といて働く映画です。

対象が女性という点では売り専と若干異なるものの、男性が体を売るという点については共通しています。男性が体を売ることがどんなことなのか、男娼はどんな感じなのかがリアルに知れます。

マイ・プライベート・アイダホ(1991年公開)

1991年に公開された映画で、リバーフェニックスとキアヌ・リーヴス共演の青春ムービーです。

男性に体を売って暮らしている青年マイクは、緊張すると意識が飛んでしまう病気を持っています。そんな彼が自分を捨てた行方不明の母を探すために、同じく男娼として働くスコットと共にアイダホに向かいます。

比較的昔の作品にはなりますが、同性愛・近親相姦・ドラッグなどの衝撃的な内容と、若かりし頃のキアヌ・リーヴスの演技は、現在も色褪せる事はありません。

二十才の微熱(1993公開)

ゲイバーで働く大学生を中心に、彼と親しいホモセクシュアルの高校生や2人の女性との物語を描くドラマです。

離婚した両親と別れて1人東京で暮らす主人公は、大学に昼間通いながら夜はアルバイトをしながらゲイバーで男性たちに体を売っていました。

ホモセクシャルであることが原因で両親と対立した主人公の葛藤、仲間たちとの微妙な気持ちのずれなどが繊細に描かれています。

まとめ

売り専をテーマにした映画を5作品紹介しました。ゲイ同士の恋愛を描く映画とは違い、売り専の映画は、仕事としての同性愛がフォーカスされています。

売り専で働いてみたい人、すでに売り専で働いている人は、映画から学ぶことはたくさんあるので、是非見てみるのをおすすめします。

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