売り専の世界には「あるある」が詰まっている!
男が男を癒す、愛する、満たす——
そんな売り専(ウリ専・ウリセン)の世界には、一般的な風俗業界とはまた違った「濃さ」と「クセ」がある。
訪れる客層も多種多様なら、働くボーイたちも千差万別。
ノンケ・ゲイ・バイ・隠れ・AVモデルからガチムチ系・ショタ系・スジ筋まで…そのバリエーションはもはや人間図鑑。
そんなウリ専のリアルな日常を切り取った「あるあるネタ」を、ちょっと笑えて、ちょっとエロくて、ちょっと闇深い視点でお届けしよう。
あるある①:「写真と別人やん…!」の現実と寛容力のせめぎ合い
客が最初にぶち当たるあるあるがこれ。
「プロフィール写真は奇跡の一枚、もしくは別人」問題。
- 盛りすぎフィルター
- 数年前の撮影
- 他撮りと自撮りで顔が違う
- そもそも顔写真非公開(体だけで勝負)
「え、こんなに太ってたっけ?」「なんか…ゴリラ感ある」「清楚系って書いてたのに全身タトゥー…」
そんな第一印象ギャップに呆然とする客も少なくない。
とはいえ、ここで「チェンジ」できるかどうかはお店次第。
キャンセル料が発生する店もあれば、5分以内なら無料で交代可能な良心的な店も。
見た目で全部を判断してはいけない。が、期待値の調整は大事。
写真はあくまでイメージと思っておこう。
あるある②:「ノンケ設定」だけど舌使いがプロすぎ問題
多くの店でよく見るフレーズ——
「ノンケボーイ」「未経験ノンケ」「戸惑いながらのご奉仕」
ところが実際のプレイが始まると…
- 「……あれ? こいつ、めっちゃ腰振りうまいぞ?」
- 「手の動きがAV男優級」
- 「キスが情熱的すぎてノンケじゃねぇ…」
――この矛盾に気づいた瞬間、客の心には察しが広がる。
もちろんノンケを演じてるケースもあるし、もしかしたら過去に男性経験はなくても、技術として身体が覚えてしまっているのかもしれない。
とはいえ「不器用なノンケ感がたまらん!」という層も多いので、ある程度の演技はもはやプロの技術。
結論:「ノンケ設定=ノンケ」とは限らない。むしろ逆にうまいやつほどノンケを名乗る。
あるある③:常連客の圧がすごい!愛と執着のボーダーライン
ウリ専にはリピート客がつきもの。
お気に入りのボーイが見つかると、繰り返し指名して親しくなる――これはごく普通の流れ。
だが一部のガチ恋系常連になると話は変わってくる。
- 「今日の出勤時間、俺のために変えてよ」
- 「Twitterで他の客と絡んでたでしょ」
- 「プライベートでも会えない?」
もはや恋人未満、ストーカー未満のボーダーを攻めてくる。
一方で、ボーイの方も「この人が一番稼がせてくれるから、嫌でも切れない」「ちょっと重いけどプレゼントくれるし」と割り切っているパターンも少なくない。
ウリ専の世界は「サービス業」でありながら「疑似恋愛」も成立しうるからこそ、感情のコントロールが難しい。
ボーイも客も、心を抜きすぎると共倒れする。これがウリ専の難しさ。
あるある④:ボーイ同士のマウント合戦「俺の方が稼いでるし」
店内にはボーイ同士の静かな戦争がある。
- 「今月の売上◯◯万いった」
- 「俺、あの有名AVにも出たことあるよ」
- 「新規の客は指名されまくり」
見えない自慢・張り合い・情報戦が、LINEの裏グルや控室で繰り広げられている。
中には「指名客を取り合う」裏バトルや、「陰口LINE」が飛び交う店もあるという噂も…
もちろん、健全な切磋琢磨として機能しているケースもあるが、人気がすべての世界では「嫉妬」「妬み」「策略」がつきもの。
男同士のプライドと色気が入り混じるリアルな職場ドラマが、今日もウリ専業界の裏で展開されている。
あるある⑤:客の性癖爆弾に慣れすぎて、もはや動じない
ウリ専ボーイの職業病(?)としてよくあるのが、
どんな性癖を見せられても「はいはい、またそれね」と流せる力。
- 足の裏を舐められたい
- パンツを履いたまま射精したい
- 1時間ずっと乳首責めだけ
- 「俺をトイレにしてくれ」と懇願
……といったマニアックなプレイ依頼に、最初は驚くこともあったボーイも、1か月もすれば慣れっこになる。
「わかりました~」と笑顔でこなす姿は、もはやプロフェッショナルそのもの。
客も「変態と思われるのでは…」と不安を抱えながら来店するが、実際はボーイ側がすでに何百人もの変態を見てきた百戦錬磨。
「受け入れられる安心感」があるからこそ、売り専はニッチな性癖の受け皿にもなっているのだ。
ウリ専のあるあるは、欲望とリアルの交差点。
ウリ専の世界は、欲望と現実のちょうど真ん中にある。
- 妄想が壊れる瞬間もあれば
- 逆に予想を超える興奮が待っていることもある
- ・人間関係が濃すぎてつらいこともあれば
- ・思わぬ「救い」や「癒し」が生まれることもある
――だから、面白い。
そして、怖い。だけど、やめられない。
今回紹介した「あるある5選」は、その一部にすぎない。
それぞれのウリ専体験が、一つの“物語になるのがこの世界の醍醐味。
ウリ専をもっと知りたい人も、働いてみたい人も、すでに沼ってる人も。
このリアルなあるあるが、あなたの中の何かをくすぐれば嬉しい。