BEARD PROJECT・ビアードプロジェクトとは?

BEARD PROJECT(ビアード・プロジェクト)は、東京を拠点に活動する日本のゲイアダルトビデオ制作会社。
特に「中年男性」「がっしり体型」「髭・体毛」など、大人の男のリアルな色気を追求する作品で知られており、コアなファン層に根強い人気を誇る。
同社はDANJI VIDEO、MACHO、over40、そして近年始動したDANJI VIDEO Plus!という複数のレーベルを展開しており、それぞれが異なるフェチ層・嗜好に向けて緻密に設計された映像作品を提供している。
このドキュメントでは、BEARD PROJECTの全体像、主要レーベルの特徴、SNSや募集情報、ファン層の動向などを網羅的に紹介する。
レーベル紹介と特徴
● DANJI VIDEO(ダンジ・ビデオ)
もっとも代表的な主力レーベル。
30代~50代の中年層モデルを中心に起用し、「等身大の男」をテーマに構成。
外見はイケメンに偏らず、むしろいかつい・野暮ったい・職人気質といったリアリズムが魅力とされる。
- モデル例:トラック運転手、建設業、体育教師などリアルな職業設定
- ジャンル:制服フェチ、風呂場プレイ、旅先ハプニング系など
- 特徴:演技性は抑えめで、よりドキュメンタリー調のスタイル
● MACHO(マッチョ)
筋肉質で男臭い、いわゆるガチムチ系を中心に扱うライン。
DANJIよりやや若め~中年の鍛え上げられた肉体を前面に出し、競パン・レスリング風プレイ・体育会的な上下関係など、男同士の力強い接触を売りにしている。
- モデル例:ボディビルダー、警備員、消防士風など
- 特徴:競技性やスキンシップ重視。フィジカルな肉体接触にフォーカス
● over40(オーバーフォーティ)
その名の通り、40歳以上のモデルのみで構成される中年・熟年専用ライン。
「枯れ専」「熟専」「パパ専」層に向けて、自然体かつ包容力を感じさせる映像演出を展開している。
- ジャンル:スーツ姿での誘い、日常会話から自然に始まるプレイなど
- 特徴:無理のない自然なシナリオと、心地よい間の演出
● DANJI VIDEO Plus!
2020年代後半にスタートした新ライン。
既存のDANJI VIDEOのコンセプトを継承しつつ、より映像の質感や編集手法に磨きをかけた上位互換版。
4K撮影・音声のクリア化・カメラワークの洗練により、映像体験の質を高めている。
- 特徴:演技力のあるモデルや長尺構成による没入型作品
- 狙い:コア層からライト層への橋渡しとしての役割も担う
映像スタイルと美学
BEARD PROJECTの作品は、全体的に「実在感」にこだわったスタイルが特徴だ。
- スタジオ撮影とロケをバランスよく併用
- 男同士の間合い・距離感・緊張感を丁寧に撮る
- 余計な演出は排し、会話や空気感で自然に誘導
また、性描写もハードに偏りすぎず、あくまで男同士の関係性や空気感を重視するスタイルが多い。
ファン層と支持される理由
BEARD PROJECTは、単なる「抜き用AV」ではない。
- 自分に似た体型のモデルが登場する
- 無理のないリアルなセックス描写
- 中年・髭・体毛フェチの欲望を正面から受け止めてくれる
こうした安心できるエロス・自分と地続きな感覚が、多くの視聴者にとって強く刺さっている。
また、SNSではモデル本人が登場し、ファンとの距離を近づけている点も、親近感を得る大きな要素となっている。
SNS・デジタル発信の特徴
X(@beardproject)では、以下のような投稿が日々展開されている:
- 撮影現場からのオフショット
- 新作の発売告知・セール情報
- モデルの紹介と裏話
フォロワーは実に濃く、いわゆる「太客」や「推し活」をするような層が根付いている。
今後は公式YouTubeやファンクラブ的な有料サロンの展開も期待される。
他メーカーとの比較
メーカー名 | モデル層 | 演出傾向 | 特徴 |
---|---|---|---|
BEARD PROJECT | 中年・がっしり・髭系 | 自然派・日常演出 | フェチ×リアル |
COAT | 体育会系・ノンケ風 | 王道AVスタイル | 若年層向け |
G-BOT | 顔出し・美形・ビジュアル特化 | 高級感・企画系 | 都会的・洗練 |
BEARD PROJECTは「年齢・毛深さ・自然体の男臭さ」を売りにしている点で、他社とはまったく違うポジションにある。
BEARD PROJECTは現代の“リアルな男”を撮る
BEARD PROJECTの魅力は、若さやスタイルに依存しない、「今のそのままの男」の色気を丁寧に描写する点にある。
DANJI VIDEOやMACHO、over40といった多様なレーベル展開を通じて、視聴者のニーズに正面から向き合い、同時にモデル本人たちの個性や背景も尊重した作風が際立つ。
中年・髭・体毛・肉感という、これまで主流AVが避けてきた美学を貫き、むしろそれを武器に変えたBEARD PROJECTは、これからのゲイアダルトを語るうえで欠かせない存在となるだろう。
そして、こう締めくくりたい。
「リアルな男が、リアルに欲望を交わす。それが一番、エロい。」